タムケンブログ

コンテンツの未来について、好きなコンテンツについて、書き記します。

「ブログ限界論」に行ってきました

RTCのブログ限界論みてきました

今回のRTCカンファレンスでは、「国内最大のブログメディア」として多くの読者を集めているGIGAZINE(ギガジン)を運営する山崎恵人氏と、マスメディア出身者でありながらウェブ社会への深い見識を持ち、『フラット革命』などの著作を通じて個人メディアの威力を世間に伝えて続けているジャーナリストの佐々木俊尚氏、そして個人としてブログ投稿型ニュースサイトFPNを運営し、日本に(賛否ある)「アルファブロガー」という語を普及させた徳力基彦氏(AMN取締役)のお三方をゲストにお迎えして、『ブログはなぜつまらなくなったのか』、そして反対に『個人メディアがおもしろくなっていくには今何が必要なのか』を議論する時間にしたいと思います。

「最近ブログつまらなくないですか?」というフレーズで主催者周辺が炎上していたらしいイベントに行ってきました。
メモはとりあえず一番下にあげておくので、よろしければご覧ください。
報告的なのはそっちでということで、以下個人的見解を書きます。まとまってないのですがとりあえず意見吐き出してみます。

直感的な感想

・モラルがない業者に破壊されてるよね
・内輪受けの時代が終わっただけだよね
・というか広告安すぎで物好きしかやらないじゃんw
以上3点に集約されるのかな、と思いました。

参加者20〜30代の男性ばかりに見えましたし。
すごい内輪感あふれる。いやそれは認識されてましたけど。

佐々木さんがSFファンとSFブームの関係にとらえて説明していたのが一番しっくり来ました。
広がってきていろんなものが出てくる中で、古い人たちが拒絶反応起こしていくような。

モラルがない業者の話

トラバスパムやコメントスパムや、アフィリエイト目的のサイトやPay Per Postので金もらってる人のヨイショ記事とかみたいなのが質下げてますよね、という話が盛り上がっていたようです。徳力さんがこれに対して激怒していたのが印象的でした。「こんなものを許していいのか」と。全体的にも「インターネットに対して還元する責任がある」的な論調に終わっていました。個人としては大いに賛同します。

ただ現実はそんなに勧善懲悪じゃないのかなと思います。たとえばPay Per Postだと特定の人に高額払ってヨイショ記事、の場合と基本誰でもいいからヨイショ記事の場合とあると思いますが、前者についてはよく聞きます。実際学生マーケティング的な業者から「金あげる、広告ってばらしていい、好きに書いていい」って話を受けたことがあったのですが、やたら質低い商品だったので酷評記事書いたら「金もらってるなら良い事書くのが当たり前、常識だ」と削除要請が来たことがあったりして。当たり前らしいですw

でも、雰囲気的には業者もヨイショブロガーも悪意なさそうなんですよね。わりと関わっているのが同年代ということで類推するに、「インターネットの発展でいろいろ良くなったからそれに貢献するべき」というのがそもそも世代間格差というか、GIGAZINE山崎さんも近いことを言ってましたが、ネットとリアルが当たり前のように繋がっている世代なんですよね。ネットがあって当たり前。僕はわりと小さいころからネットに触れていたので「ネットすごい」みたいな感覚はあるのですが、そうじゃない人にとっては、ネット始めた瞬間からブログが当たり前にあったりするわけです。何も革新的じゃない。

そういう人たちに、インターネット黎明期から見てるおじさんたちの性善説って、残念ながらそんなに影響力持てないと思います。乱暴な言い方をしてしまえば、「お百姓さんのこと考えて食べ物は絶対に残してはいけませんよ」くらいの強制力なんじゃないかと。

ブログで繋がる喜びってのはやっぱ限定的

話題を変えて。
僕も小さいながら、記事いろいろ書いてたまに少しでもブックマークつけてもらって、意見もらったりして感動してってことをやってますけど、それ感じられる人ってやっぱりマスじゃないんじゃないですかね…。やっぱりメディアとして見ることが多くて、広告記事当たり前でみたいな。すごい個人的には残念ではあるんですけど。芸能人ブログとか、それこそGIGAZINEとか、雑誌見る感覚だと思うんですよね。そういうのが現実気的にアクセスは集まる。

単なるリアル拡張と見ればわりといい

また話し飛びますが、
かつてライブドア事件などのときに盛り上がったようなブログスフィアってのは、ブログの書き手・読み手ともに裾野が広がってきた今、やはりブログの一部の村での出来事としてしかもうおきないんじゃないでしょうか。
むしろ友達のブログ見て楽しいとか、知り合いとか情報交換仲間のブログ見て新しい気づきを得たりとか、初めて会う人のブログ見てその人どんな人か知るとか、もっと小さな世界のためのツールとしてのブログの発展をもっと良い者として捉えて良いんじゃないかなと思います。ブログの限界じゃなくて、ブログの使われ方が増えていて、相対的に昔の“ブログの楽しさ”が見えなくなってて限界っぽく見えるだけで。

まとめ

徳力さんが「村の外」の「若手」としゃべっているのが見てみたいです。ヨイショブロガー的な人との対談とかww

なんだかんだ内輪で話してる感じがそもそもITイベントとしての「限界」な気がします。招待ブロガーとかみんな知り合い同士って感じで。それこそ「ブログの新女王若槻千夏」さんとか、「女子大生カリスマブロガー」さんとか、「ブログで人生救われた代表ルー大柴」さんとかと話したらまた違うのに。


一応以下メモですー
発言者が一部違ったり、ニュアンスが違ったり、自分の解釈まじっちゃってたりしたらごめんなさい。
実況してる方もいらっしゃったりしたようなのでそちらも!
RTCカンファレンス Vol.28「ブログ限界論」実況場所 - フレッシュミーティング

■■ブログが面白くなくなっている?

■個々のがおもろくない?
 ⇒専門化してるから
 アルファはおもろい
 そしてそれ増えてる
 でもなんかつまらん

■トーキョーブックマーク
関西OLをターゲットにした
トーキョーおでかけガイド

■趣旨
ブログつまらないよね?と問いかけたら
アルファな人たちにフルボッコ
⇒でも、つまらないって意見から主催者は

■ブログアクティブ数推移
マイナスがおおい
アメブロが増えてる
ってか、一位FC2(スパム多い)

■ブログは
リアルでのし上がる手段?

■ゲストは
ギガジン山崎さん
佐々木さん
徳力さん

自己紹介
■山崎さん
テキストサイトの流れを汲んで
テキストサイトつまらなくなったのと同じこと!?

■佐々木さん
ってかブロガーじゃない
記者は聞いて書く
ブログは自分自身を書く

■徳力さん
記者・編集者出身じゃないスタンス
ブログに救われた

■ここ最近のブログ社会どうよ
一般人増えた見てる人に
ブラウザIEの割合が増えてる
OPERA増えてるとか
⇒それはいいこと。
アーリーアダプターからキャズムを超えた?
裾野の人はむしろ面白いと思ってきてる
人の層が入れ替わってきている(G

SFファンの例
浸透していく中でつまらないと思う読者が増える
あるプラットフォームがキャズムを超えて拡大する中で必ず起こることではないか
コミュニティ拡大する中で価値観が共有できなくなってきている
アルファブロガーアワードのノミネート見るとはてな村っぽいくない
20代より下はケータイ⇒表現プラットフォームがmixiやケータイへ(佐

面白かった例
ライブドア事件
いろんな価値観の人たちがつながって…(上


来年も三年後もやりますっていえるものってあまりない
※その場でアンケートとって8割くらいいた

流行りものというよりはずっとやるもの
「つながってしまう」
昔のような一体感はなくなってきているかも
本のように書く⇒一度挫折
トラックバックしてほめてくれたとき感動
読んでくれてる人がいたとき(徳

福井に当たり宝くじ寄付すげー
福井県庁の人からコメントきた⇒ビビビ!!(上

■経済面から
広告費が安すぎる
誰かがあのシステムを支えてる
必ずどこかにサーバーやインフラがある。
アメリカでできるのはgoogleにおんぶにだっこでも食える単価10倍だから(G
livedoorなら引っ越しても大丈夫(dankogai
嫌ですって言われた(G

アジャイルの目的
お金払えばヨイショ書きますが流行ってしまった
ペイパーポストの人たち。儲かってしまっている
⇒広告と明記しないとこもそれなりにある
それ背景にAMN
日本だとまじめに書いている人が儲かってない。
ヤラセ記事だけではなく、まじめに考える会社⇒AMN
広告単価をあげる動きを。AMNはPV一円で販売。
ちなみに日経BPは3とか5円
mixiは0.01円
ある程度お金入ってくればモチベーションになるのでは?(徳
儲けなくてもいいのでは(上
今の人たちはいいけど
編集・翻訳(会社法とか)の人たちがプロの人たちが収入前提で入れるようにすべき(徳

言い続けても代わらない。背景がいろいろある。
英語圏のほうがばかでかいとか。
広告費は大体GNP1%
出版が成り立つのは6000万くらい人いないと
⇒日本なら十分成り立ちうる
他の要因?
⇒地方の中小企業が広告出稿しないと
アーキテクチャーの問題
⇒抽出する仕組みが英語圏高度化
ネット広告の価値を説明していかないと
書き手多すぎだから?(質
インフルエンサーに集中、儲かるブログは少し、は同じではないか(佐

ピックアップする仕組み⇒まとめブログでもいいし
同じ村が多いから
アワード仕組みかえてみたら違うのが出てきた。(徳

■ブログを面白くする企業の取り組み
逆のほうが多い(G

増田さん
実名でものをいえない世界
自由にいいたいこといえるように
集合的無意識
ケータイ小説、魔法のアイランド100万本34冊刊行800万部くらい売れてる
マスメディアのほうにいってサブコンテンツ化してもうかっている
ブログばかり考えていると狭い
ケータイ世界で何が起きているか見えない。まとめる人がいない。ちょうどよく細分化されてる(佐

マーケティングは面白くなってきている
小さな企業の人とかが
新しい関係を作ることに気がつき始めた(大西さん

ブログの定義
コンテンツを発信するもの?
いや、インターネットを使って「繋がる」こと
田口さん「脳のシナプスみたいなもの、みんながちょっとずつ頭よくなる」⇒これのイメージ
スパムがボディーブローのようにきてる
検索するとスパムばかり出てくる
アフィリエイト自動生成=ブログと思われてしまう
グーグルがんばれ、になってしまう。

ブログサービスに通報してほしい
圧力をかけたほうがいい(G
自動通報するボタンをつけてほしい(dan
なぜホストし続けるのか
腹立ててもしょうがないけど仕組み考えないと

「インターネットに対して還元する責任がある」
何かをやらなければいけない
スパム通報とか、アルファブロガーアワードとか
ブログじゃないかもしれないけど、やらなきゃいけない。(徳

■最後に
一人ひとりでできることをやる。
企業もやってるけど、どうしても利益優先だから(G

ブログからリアルに言って運動化するkとが日本ではない
ニッポン放送とか優勢解散のときに20~30代とそれ以上の見解が真っ二つ。
ブログは下だった。マスメディアは上だった。小泉は買った。
ブログパワーを見せ付ける
最近はそんな事件内から。意見の分かれるところがおきてないだけ。
⇒いずれまた世代間対立が顕在化する
 ブログの言論が力を持つ機械はある(佐

アルファブロガーアワードに投票してほしい
そして、どういうブログがいいか話してほしい(徳


■さいご
ブロガーの限界が露呈した?
プラットフォームが優れていたのかコンテンツが優れていたのか?
⇒プラットフォーム(個人が体験するのによかったわかりやすくて
⇒よいコンテンツを読めるプラットフォーム
⇒プラットフォーム⇒コンテンツの流れ
CMSとトラック縛(つながるとRSS

読んでる人は書いてる人よりはるかに多い
ネットとリアルのつながりは生まれているのでは?
リアルでのし上がる手段でもいいのではないか?
その割合が少ないのではないか
アルファに実名が多い⇒影響力高めたいときは実名のほうがいいのではないか?

インターネットは現実の延長線上というのが当たり前、完全シンクロ?

現実の社会とインターネットがシンクロするなら
リアルの立ち居地が変わったときに変えるべきか。
自分のほんとの悩みをブログにかけなくなってしまう。
⇒増田に書けばいい
二重にするしかない?
自分で選択しなくちゃいけない。
自分はどういう人として見られたいのか。
ネットでは本音を言える、でも責任は発生する。


■トーキョーブックマークプロジェクト
東京お出かけスタイルの利用促進
・WEB
新幹線で気軽に東京へ
二年くらい。一日22万PV
「私の東京遊び」が面白い(プチドラマ)
MAPがおもろい
メディア店頭と連動
ラジオと連動
ブログサービス
トラックバックで口コミ受付⇒地図と連動
東京の人が見てもおもろい
トラックバック集まりにくいから、ブックマークで



■グループワーク
ブログ界盛り上げるために、もしアルファブロガーだったらどうする?


政治に届いていない
ブロガーが参加できる記者クラブ作るか
記者クラブぶっつぶすか
ネット記者クラブとかw

政治でプロパガンダ
世代間対立をより緩和する

多様化させる、地方からの情報を引っ張りあげるために
ドサ周りして地方のものをあげていく
広告費が払えない地方のいいものをどんどんあげていく
アルファブロガーが怖くなるw

細分化のシステム

タグあんまり使われてない?
キラーコンテンツがあればタグあると
カテゴリ代わりとしてのタグを

アルファブロガ認知されてない
アルファとはどういうものかちゃんと
オープンソーシャル何がすごいのか伝えてくれるブログがない
最先端とそれ以外つなぐミドルが少ない、裾野を広げていく努力を

使命感を持って書いている人がいないのではないか
広島ブログ、オフ会70人集まる。身近な話のほうが面白がってくれる

永遠の初心者のスタンス
専門的だけど一般でないがゆえにトラフィックないとこに流す
特化した人に記事を書いてもらう

ブックマークした人に広告費を与える⇒ブックマーカーを育てる

個人放送局
ほぼ日動画版

本書いたりとか露出して
違う分野のブロガーをまわる

いいブログ気づいていないだけ
おじさん化してきているから。
ブロガーがブロガーを紹介する
たった10人しか見てくれてなくてもコメントいっぱいついてたらうれしいし

円状に抑制が働くのがいい
炎上してより意見が集まっておもろい

裾野を広げる
ちゃんとトラバくれた人にはちゃんとコメント返す
コミュニケーションをちゃんとする。

mixiとの差
コメントの返答率がブログは低い
コメントの本文のヒエラルキーが大きすぎる

ブログ全体
トラックバック、コメントを生かして全体が盛り上がる
⇒⇒大炎上はアルファブロガーとして義務ではないか
  炎上当番
  ある日突然暴言を吐く

面白いって何なのか?
有名な人のがおもろいのか、マニアックな人のがおもろいのか。

影響があるブロガーとすると
現実にどう生かすか
ラーメン屋にみんなで押しかけて…

やっぱ炎上w
既存メディアで露出すると書けなくなる、そっち側に行ってしまうとw
でもそこをつっきんなくてはいけない
トラフィックを面白い人たちに流し込む
切り込み隊長に取り上げられて爆撃、とか。それを出したい。

徳力さん
アルファブロガーはどっかの区切りでなるわけじゃない。どうでもいい。
5人でも、影響与えれば同じようなもの。
みんなが考えたほうがいいこと!