タムケンブログ

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電通のインターネット戦略特集が面白い(日経ビジネス)

日経ビジネス5月14日号の第二特集「電通が挑むメディア総力戦」がすごい面白かった。
テーマはインターネットをうまく使ったクロスメディアキャンペーンについてと、今後電通が参入するキーワード連動型のネット広告分野での戦略についての二本。


どれだけ面白かったかと言うと、「電通とか偉そうでやだ」とか言ってた僕が「電通のインターネット広告部門に就職してぇ」とか思ってしまったくらい。


前半は「メディア総力戦」と題して、テレビCMとWebのクロスメディアキャンペーンについて。電通というとテレビ広告を中心とした、「こちら側」の広告屋だと思い込んでいたのですが、記事で例に挙げられているテレビCMからウェブサイト、コミュニティ形成、ブログでの波及までの流れの戦略はすごい。従来の広告におけるナレッジのストックにCGMの仕組みを掛け合わせるなんて芸当が出来るのは、「こちら側」出身だからこそですよね。有名ブロガーによく取り上げられてた漢検DSのキャンペーンも電通。

後半はgoogleを意識したキーワード連動型ネット広告への参入について。具体的に何をやるのかはイマイチわからなかったのですが、“王者”がついに打って出たな、って感想。

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モバイルにしろPCにしろ、消費者にとって新しい便利なサービス考えようとすると収益モデルがだいたい広告しかない気がして。特に携帯だと広告対象がだいたい個人になってしまうから。
だからこそケータイ大国日本発で、新しい広告配信の仕組みって考えるとすごいエキサイティングだ。