はてなCTO伊藤直也氏のイベントに行ってきた。:86世代的に「知らないでいる」という選択肢
昨日、このイベントに行ってきました。
一番グッときたのは、以下の二点。
(感じただけで、直接言ってたわけじゃないかもなので注意)
- 新しいものを試しすぎない。真似になってしまうから。
- 携帯のことはあまり詳しくない。
いちおうまだ20歳の私としては、攻めるべきはWeb屋さんが使ってなさそうな携帯方面だという思いが強くて、現在まじで模索してるところなのですが、
だったらWebのギーク向けサービスを脊髄反射的に触りまくるのはよくなさそうだな、なんて連想した。
僕は86生まれとはいえ、携帯より前にPCに触ってたような人ではあるんですけど、最近色々Web屋さんの話を聞いていると、自分はPC世代と携帯世代の狭間にいる存在であるように思います。架け橋になれるような場を作る人になれたらたぶんハッピー。
他にも思ったこと。
- Webサービスにおける妄想のようなものの重要性
複数人でWebサービスを作るとき、みんなが納得できるものを作ることになる。そうすると、無難なのになってつまらない。一人の人の妄想と哲学で作ったほうが素敵。
⇒または、一人の人のアイディアとか発想にみんなで全力で乗っていくというのもアリだなと思った。一人の女子高生のアイディアを周りの開発者が全力で実装していくとか。
- 短期間でリリースするのも重要
受託開発とかだとできないけど、自社サービスならその方がいいんだろうなぁ。面白いし!
- ほめまくる、でもちゃんとつっこむ
超大事だと思った。他の仕事にも言えると思うけど、自信持ってやる仕事って楽しいし生産性も高まるし。ちゃんと褒めることと、ちゃんと指摘することを全部本気で隠さずにやったほうがたぶん楽しい。(自分への戒めを込めて)
- 情報共有!
情報を共有するしくみってほんと重要。デジタルのと、アナログのと。だけど、アナログの情報共有によって満足得る人もたくさんいるだろうから難しそうだ。ノウハウとか先輩が後輩に直伝するから先輩が偉ぶれるわけで、wikiで共有とかしたら上下関係苦しそう。そういうの関係なく仕事ができるできないとかで尊敬しあえるチームならいいけど、大きくなったらそうもいってられないし。前にエントリ一本書いたけど:いなくちゃいけない大切なひとになる手軽な方法、組織の中での個人の行動について、その個人の満足を最大化させる選択肢(こっそり教えて尊敬してもらう)が組織全体・社会厚生的には損だったりするから。
- 哲学にあった、シンプルなサービスのほうがよさそう
最近web2.0っぽい仕組みてんこ盛りのサービス多いけど、正直おなか一杯。ヘタにエラい人が口出したりするととりあえずSNS機能とか付けられたりしそう。tumblrとか超便利だし(サイドバーの「タムケンクリップ」です)。
- っていうかweb2.0バブルっぽい
web2.0っぽく、なんて不毛なリクエストが各所で生まれてるんだろうなぁとか思った。誰か新しい言葉作ってくれればいいのに。もっと濫用されにくいやつ!英語で、発音しにくくて、日本語にしにくいやつ!
- 人材確保は知り合いづて
のほうが確率的にはうまくいってるらしい。当たり前だけどリアルネットワークって超重要。ネットなしには広がらないものも沢山だけど。交流会とかがんばっていこうかしら。
- 「言ったら反対されそう」みたいな空気の悪さ
組織ってほっておいたら保守化するから、意識的に上のほうの人が率先してやったら楽しそうだと思った。とりあえずアイディアは吐き出して、みんなで褒めまくるみたいなの大事。いつでもブレスト。そういう文化創りたい。
- web2.0はweb完結的
web1.0が悪いわけではない、という話をしていました。
間にモバイルというパーソナルメディアを咬ませることで、web2.0的なのってもっとリアル化しそうな気がしています。具体的には何も思い浮かんでないけど。
- 広告収入にはブレがある
だから固定費をなるだけ削って、と。なるほど。
- コミュニティは収益になりにくい
でも長期間続ければいつか流行る、と。まずはトラフィックを増やす。そしたら売却とかも見えてくるし。
全体的にWebの最先端の人たちが何を持っていて、何を考えていて、何を持っていないのかがなんとなくわかったような気がしました。楽しかった!
参照おすすめブログ:
両方ともすごいわかりやすくまとまってて復習に役立ったので是非!
inasphere blog | はてな伊藤直也さんのセミナーに行ってきた
WD Live!セミナーレポート+α : guyberとNancyとringo134と