タムケンブログ

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携帯の可能性をもっと生かすにはどうすればいいのだろう?とか考えた 〜PC大好きヤングギークが最新携帯を買ってみた記〜

au携帯は2005年・大学一年の冬に解約し、ヤング層への普及爆発前夜のウィルコム一本に乗り換えてはや1年と少し。当時は携帯の汎用性の低さというかPCとの親和性の低さというか、全体的にPCとかPDAに比べて操作簡単な代わりに機能弱小でダメダメ、みたいな印象で。だからいずれは一般ユーザー向けのPCの操作性がもっともっと良くなって、バリバリネット社会到来だぜ!と期待して、一歩先を行くべくPC親和性が高いウィルコムと最強のモバイルPCのLet's noteと行動を共にする事にしたのですが、ですが。。

一般ユーザー向けのPCは一向に使いやすくならないというか、ギーク向けのサービスはWeb2.0だ〜とかいって流行ってて正直大好きだし革命的だと思うのですが、相変わらず多くの人が楽に使えるのはせいぜいブラウジングとメールと大衆向けソフトだけ、みたいな感じで。一般ユーザー向けパソコンがVistaとかウィンドウズエアロとかテレパソとか、「本気で大衆に訴求する気あるんかコノヤロウ」なんて思っちゃう残念な状態でいる間に、ケータイは日に日に進化を遂げ、いまや音楽も聴けるしテレビも見れるし録画できるしネットもメールもばりばりできる、用途次第じゃ何でもPC同様に使えるモバイルマシンに進化なさって。何このイノベーションのジレンマ

……というわけで、今日AUの携帯を買ってきました。W51CA。去年売れに売れたW41CAの後継にあたる2007年春モデルの目玉商品!なのに新規1円。ドコモあたりは新規でも最新機種だと多少お値段するし、ソフトバンクは割賦だから頻繁に解約⇒新規ができない訳ですが、AUは最上位モデル一つを除き殆ど新規1円でした。そのへんの戦略はよくわからないのですが。。


以下、5時間くらいいじり倒して思った事。

■ワンセグはややとっつきにくいけどすごい娯楽装置

データ放送とかネット連携とかはどうでもいい感じだけど、ベットに横になってのんびりテレビとか、ブログ書きながら横で流しとくとか。時々映像ブツ切れになるからドラマとか映画とかはキツいけど、そういうのは腰すえてテレビで見るわけで。どうでもいいバラエティを適当に見る道具としては最強。しかもいい感じに斜め置きできる充電機能付きクレードルが最初から付属してるし。

ただ、アンテナの向き調整がしにくい。アンテナの動きに合わせて感度がどの程度か表してくれたりするとやりやすいのですが…。それに感度が微妙なので録画しておいてあとで見る、って用途には少し厳しそうです。

■モバゲーたのしげ

ゲームはFlashゲームっぽい感じで、まさにカジュアルゲーム。決定ボタンだけで遊べる。ゲームボーイアドバンスリズム天国みたいな感じ。
それはともかく、コミュニティが凄いw暇な人があつまってるかんじのコミュニティ(モバゲー内ではサークル)に入ってみたんだけど、
♂A『誰か絡んで♪』
♀A『わたしで良かったら絡もう♪』
みたいな感じ。掲示板で短文やりとりして、仲良くなったらミニメール(モバゲー内のメール)でやりとりして、もっと仲良くなったらモバカレ・モバカノの関係になってくみたい。いきなりモバカレ・モバカノだったりもするけど。でもリアルには繋がらない。

コミュニケーションの本質というか、肝になるのはハイスペックなグラフィックでも映像でも3Dでもなくて、どこまでもバーチャルで完結させる空気と場なんじゃないか、とか思った。セカンドライフとかも楽しいけれど、寂しい時相手してもらう相手をただ探すならはグローバルである必然性なんてなくて、同じ言葉(日本語であるだけじゃだめ。ギャル語というか、若い人独特の表現方法でなきゃ)を共有しさえすればいい。それは方言を許容しないから、たぶん狭い地域・狭い世代しかいないわけだけど、それで十分。

あとは、そういう狭い空間じゃ満たされない人間の欲求がどこまであるか。それをセカンドライフみたいなサービスはどこまで満たせるのか。もしケータイサービスで、もっと違う世代の言葉でやりとり出来る空間が出来たとして、それでもハイスペックなコミュニティに挑むのか。そんな疑問を抱いた。

もっというと、つい寂しくて出会い系に手出しちゃったり不倫しちゃったりみたいな人たちの孤独や不安などのコミュニケーションしたいって欲求を、これほどまでに普及したケータイというメディアを使って、モバゲーのようにバーチャル完結で満たす事ができたなら。モバゲーはゲームの訴求力が最初の集客元になってそうだけど、おじさんおばさん達にとってのモバゲーゲームは何なのか…。面白いことができそうだけど全然思いつかない感じ。


だいぶ脱線しましたが。やっぱり面白いです。
モバカノ作ろうとしてもなかなかうまくいかないのはやはり言語を共有しない云わば異世界人ユーザーであるからでしょうか。

■着うたフル、強い。

ややこしくなるので、au限定で話を進めますが、着うたフル機能はiPodと並ぶ二大音楽プレイヤーになると実感しました。最初はバカにしてたけど、使ってみたらやみつき。
LismoなどPC連携機能が増えてきていますが、それはどうでも良くて。
端末完結で音楽聞けるのは想像以上に大きい。ジャケット写真や歌詞もついて一曲210円〜420円。しかもITMSほど総曲数は少なくても、最近のヒット曲なら全然優位に立てるし。携帯と音楽プレイヤーがあわせて一つでいいから持ち物もずっと軽くなるし。音質も数字上は他のサービスに負けるけど、ケータイにイヤホンつけて聞く分には大して違和感を感じない。
iTunes使いこなせるならiPodかソニーとかのmp3プレイヤー、流行の音楽を適当に聞ければOKなら着うたフルで。機種変時にも移行できるケースが多いみたいですし。
歌詞もジャケ写真も別ソフト使えば楽にiPodに付けられるけど、それはギークだからこその話。手軽にヒット曲歌詞付きで買えて300円前後。通信料は定額。十分戦えそう。カラオケ対策とかに最適。FMラジオも聞けるので、FM付けっぱなし⇒ランキング上位曲気に入る⇒ボタンいくつか押すだけで着うた購入ページって流れにも合いますしね。

■外部メモリ

今はソニエリ製以外は大体microSD。しかも2GBまで対応。大型量販店で買うと良い品がそれなりの値段で売ってますが、ソフマップとかに行くとA-Dataのが1GB1980円くらいで買えて全然使えるので良い感じ…とはいえ、それは敷居高いですが。。

■カシオの待ち受け最高

W41CA大ヒットの一因にもなったプリセットのペンギン待ち受けFlashは健在。買って一発で友達感覚の慣れ親しんだ携帯に思えたのはこれのおかげ。時代を経てスペックが密かに上がってますから、こういう内臓のグラフィックを作って配信、ってのももっと流行るのかもしれませんね。。
参考:ITmedia ペンギンの為にキャリアまで変える人

もうすこしいろいろみてみようと思います。
これは見とけ!とか、これは面白い!などありましたら是非教えてください。