最近読んだ本を適当に挙げてみる
最近狂ったように本ばかり読んでいる。本読んでmixi見て居眠りして本読んでyoutube見てはてブ見て読書して居眠りしてww
近くに転がってる奴中心に適当に挙げてみますですよ。。
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/10/07
- メディア: 雑誌
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (39件) を見る
最新の文藝はやばいやばいやばいです。綿矢りさの芥川賞受賞第一作の長編『夢を与える』。文藝賞*1は今年も若手で23歳荻世いをら『公園』と17歳中山咲『ヘンリエッタ』のダブル受賞で勿論全文掲載。特集は芥川とりたての伊藤たかみで、山田詠美&劇団ひとりと対談とかしてるし、山崎ナオコーラの短編も入ってるし。盛りだくさんでまだだいぶ未読だがとりあえずこれはやばそうだww
文芸誌ってほんとお買い得だと思うんだけどな…とりあえず文藝賞×2と綿矢りさ長編は単行本化するだろうから全部買ったら3000円は超えるだろうし。文庫化してからでも1500円はするやろ。単行本化前に全部読めて1200円だもんな。。。とくにこれは連載じゃなくて読み切りだし。
そういえば河出文庫が最近文藝賞作品中心に猛然と文庫版出しまくってるような…綿矢りさ『インストール (河出文庫)』とか。山崎ナオコーラ『人のセックスを笑うな (河出文庫)』とか、中村航『リレキショ (河出文庫)』とか。とりあえず山崎ナオコーラはやばすよやばす。そういえば最近新刊も出たな。こっちも面白かった。浮世でランチ
実用書だと、これがやばそう。やっぱりまだ五分の一くらいしか読んでないけど。。
アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: Scott Berkun,村上雅章
- 出版社/メーカー: オライリー・ジャパン
- 発売日: 2006/09/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 20人 クリック: 345回
- この商品を含むブログ (180件) を見る
「ものごとを成し遂げるためには何を行う(あるいは行わない)べきか」
主題はものすごく明確。
でも、なかなか難しいじゃないですかプロジェクトって。もちろんモノによるわけですけど大の大人がやってどうなるかは経験的にはわからんが、とりあえずそこそこ頭が切れる若者が束になってかかって苦しみまくる、とかいうことはザラなわけで。この本はプロジェクトを成し遂げる為のスケジュールとかビジョンとか要求定義とか意思決定とかコミュニケーションとかトラブル対策とかリーダーシップとか政治力学とかアイディアのマネジメントとかについてやったらと懇切丁寧に長ったらしく書いてあって。ソフトウェア開発とかをもともとの念頭においてるけどあらゆるプロジェクトに関係する話って感じ。一度でもエグった経験とかあると本当に面白く身にしみて読めると思うし、これからって人も読んだら凄くためになる気がする。失敗は勉強になるけれど、下手に失敗重ねても仕方ないだろうし。
小説。いくつか挙げてみよう。この辺は完全に既読。
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/05/20
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 65回
- この商品を含むブログ (233件) を見る
女性向け男性紹介クラブで働いてゆくうちに、欲望の奥深さ不思議さに魅せられていく20歳の男の子の話。陰があってどろどろの世界…。闇の裏世界の力学というのは表の世界の力学とは明らかに異なるけれど、どこか筋があってむしろ表の世界よりもより人間的にリアルな世界であるような気がした。尽きる事のない人間の欲望。多様な欲望。うーん。
- 作者: 日日日
- 出版社/メーカー: 新風舎
- 発売日: 2005/02
- メディア: 文庫
- クリック: 61回
- この商品を含むブログ (258件) を見る
ホラーというか、ライトノベルというか。幽霊好きの幼馴染・ちーちゃんと彼女に振り回される男子高校生の話。日常がものすごい勢いで崩れていく。うーんうまく言えないけどラノベとか読む人だったらとりあえず読んどいていいんじゃない?って感じ。僕はたまたま古本屋で手にしてペンネームにやられて一気に読んでみたヒト。
- 作者: 光原百合
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2004/06
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (73件) を見る
季節の花をモチーフにした四つの短編集。表題作は。ミステリーの面した青春小説か、青春小説の面したミステリーか。とにかく読後感が不思議に爽快。貪る様に読んで何度か電車を乗り過ごしてしまった。
- 作者: 伊藤たかみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/14
- メディア: 文庫
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
芥川賞とりたての作家って事で一冊最近文庫化した青春小説を読んでみた。「僕はこれ以上、とても17歳でいられない」プライスレスに貴重で、同時に忌々しく憎らしくもある若さ。おじさん化するうちに若さは過去のものとされ美化されていく、まさにその境界線を僕は今越えるか超えないかというときなのだと思うのだけど、やはり若さゆえの行き場の無いパワーやらエナジーやらは確かに存在して、でもそれを操るには無念な事に若すぎる訳で。やりきれないような、懐かしいような世界を感じて悶えそうになったとですよ。。
そろそろ飽きたからこれくらいで。
またおもしろいのあったらかきます。
-
-
- -
-
ところで最近は本格的に何かの壁の向こう側に来てしまったなぁみたいなことを考えます。若さゆえの衝動を客観視してしまうというか。マスを創る前にマスを埋めることを考えてしまうというか。