タムケンブログ

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学生団体とナルシズム

先日の話に若干続きますが。

僕は所謂「学生団体*1」と称される団体で奮闘(といえるかは微妙だが)しているヒトなので、学生団体業界人、というわけです。
この学生団体というモノ、とりわけ「学生団体=頑張ってる・良い・アツい」みたいに捉えてる学生団体業界人*2というのはなかなか観察対象として面白いです。


色々あるのでまたいずれ書こうと思うのですが、一つだけ。


学生団体業界人の熱狂的なヒトに多いのですが、「学生団体」であることに対する誇りを大変もっていらっしゃるらしいケースがよくあります。学生団体主催の講演やイベントの参加者の多くは学生団体業界人、というケースがわりとあってそれ自体ちょっと不思議な気もするのですが、そんなイベントで交流会になると面白いことが起こるのです。
名刺交換の後、こんな発言が高い頻度で見受けられます。
「学生団体やってるんですか。アツいですね!*3


個々の事業が出す社会的価値がどう、という話を飛び越えて、何でも「学生団体」というほぼ意味のないワードに落とされます。どうもよくわかりませんが。
なぜかこんな人が、沢山ではないにしろそれなりにいて、なかなかたのしいです。

*1:そもそも学生団体というと学生運動時代の各種団体を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、今指しているのはそういうのではなく、学生主催でセミナーとか講演とかイベントとか交流会とか国際交流とかやってるNPOもどきみたいなやつです。ちゃんと大きなお題目をかかげているあたりは昔と共通かもしれませんが。大抵はサークル感覚のコミュニティを兼ねます。

*2:学生団体という言葉自体に誇りをもっていらっしゃることが多い。僕はこの言葉に嫌悪感すら抱くようになってしまいましたが

*3:すごいですね、のバージョンもある